LITTLE PRESS001 『10 essays』 松浦弥太郎
松浦弥太郎さんといえば、現在はクックパッドにお勤め(のはず)ですが、その前は『暮しの手帖』編集長。
つまりは、私の直属の常時だったわけです。
でも、実は編集長と編集者として出会う前から、それこそ15年くらい前、移動古書店をなさっている頃から、WEBのエッセイやアフターヌーンティーの小冊子などを読んでいて、存じ上げておりました。
移動古書店が、中目黒、そして青山にと実店舗になったのを聞きつけて(青山は現在閉店)、月に3度は足を運んでたことも。
そんな松浦弥太郎さんと吉祥寺にあるギャラリーfeveさんによる、リトルプレスがこの『10 essays』です。
リトルプレスはページ数が少ない分、かなりテーマを絞って作られます。
この『10essays』のテーマは旅の風景。
仕事に追われてなかなか旅にも出られないような状態、でもなんだか心に余裕がなくて旅に出てしまいたいような心理状態に陥ることもあるでしょう。
そんなときは、長い長い旅行記を読んで、旅行に行った気分を味わうのもひと苦労です。
でもこのリトルプレスを開けば、たった16Pで、短い言葉と数枚の写真で旅気分が味わえます。
長い会議後のランチ中に眺めるだけで旅気分が味わえる……。
ページをめくれば、きっとアタマとココロの中で、なにかが変わるはずです。