読書する女

本を読むこと以外、すべてのことを放棄してしまいたいエディター&ライター、Aliceによる本の話、日々のこと。

2016-12-01から1ヶ月間の記事一覧

BOOK013 『 ちょっと具合のわるいときの食事』 日野原重明 東畑朝子

Amazon CAPTCHA つい数時間前に、いまはインプットの時期だからブログの更新はしませんと書いたばかりですが、舌の根も乾かぬうちに本を1冊ご紹介です。 あの、日野原重明先生監修の『 ちょっと具合のわるいときの食事』です。 世間のお休みと関係なく、今日…

いまはインプットの時期。

相変わらず本も買っているし、読んでもいます。 通年より早めに年末年始のお休みをいただいたので、時間もゆるりと流れています。 でも、ブログの更新はしていません。 なぜなら、いまはインプットの時期だと感じているからです。 どちらかというと私は、計…

WORDS009 最も効果的な復讐の方法とは。

君の幸せだけが、君に起きたいろんなことに対する復讐なんだ。 『彼女について』よしもとばなな より抜粋 Amazon CAPTCHA よしもとばななさんの小説のなかで、このフレーズが登場するのは重みのあるシーンなのだけれど、程度の差こそあれ、私のような人間に…

BOOK012 『布じまん』 大谷マキ

Amazon CAPTCHA 会社に置かれた「ご自由にお持ちください」箱に入れられていたのが目に入って、持って帰ってきた1冊です。 この「布じまん」はお裁縫の本でも、刺繍の本でもありません。 暮らしの中の1シーンで使われている布、布のある光景が切り取られた…

今日のお買い上げ本。

今年の仕事の山を越えたので、 「本を読むのだー!」 「本が読めるぞー!」 と、読書欲とお買い上げ熱でぐつぐつと煮立ったようになりながら本屋さんへ。 そして買ったのが、こちらです。 ⚫「つるとはな 4号」 「クウネル」リニューアル後、唯一、毎号購入…

いつかのお買い上げ本。

年末進行で忙殺されていて本を読む時間がないのに、買わずにいられなかった、ちょっと前のお買い上げ本。 ⚫『あひる』今村夏子 書肆侃侃房 書肆侃侃房さんが発行している文芸誌「食べるのが遅い」に掲載された、表題作とほか2篇が収録された短編集。 「あひ…

WORD008 自分らしさの正体。

「誰ぞを手本とし、その誰ぞのように生きようとすることはあっても、己のごとくに生きようとは、人は思うたりはせぬものだ」 『陰陽師 瀧夜叉姫 上』夢枕獏著より抜粋 Amazon CAPTCHA 私らしい生き方、私らしい仕事、自分探し、なんて言葉が氾濫していていま…

いつかのお買い上げ本。

年末進行の忙しさのなかで、時間を見つけては本屋さんにいって、積読の山の高度を上げつづけておりました。 ということで、いつかのお買い上げ本。 ●『ずっと独身でいるつもり?』KKベストセラーズ ●『東京を生きる』大和書房 ●『女の子よ銃を取れ』ポット出…

どうして年明け早々、本屋さんに最新号の雑誌が並んでいるのか。

出版業界には、“年末進行”というのがありまして、師走になりお経をあげるために、東西を馳せる師匠の僧と同じくらい、いいえ、もしかしたらそれ以上、関係者は忙しい日々を過ごすことになります。 「年末進行ってなに?」という方にご説明しましょう。 年末…