読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

読書する女

本を読むこと以外、すべてのことを放棄してしまいたいエディター&ライター、Aliceによる本の話、日々のこと。

本棚有名人に、なれるかもしれない。

1ヵ月ほど前のこと、こんなニュースを見つけました。 internet.watch.impress.co.jp 要約すると…… 「じぶん書店」で会員登録をして、講談社が展開する約3万2000点の電子書籍からタイトルを選択。 そのタイトルの推薦コメントを入力するだけで、自分がセレク…

BOOK016 『ほめことばの事典』 榛谷泰明編

www.amazon.co.jp 総ページ数、524ページ。 じっくりと読み進めるためのものじゃなく、気が向いたらパラパラとページをめくって、気になるところを読んでみる事典です。 その内容はタイトル通り、古今東西のさまざまな文学作品から“誰かをほめている”フレー…

いつかのお買い上げ本。

人材不足に悩む某女性誌の編集部を、手伝いはじめて1年半。 編集部の入っているビルに本屋さんが入っているのですが、近隣にある本屋さんでポイントカードを作ってあるので、買ったことがありませんでした でも、ビルの中にある企業で働いていると割引購入…

BOOK015 『おんなのひとりごはん』 平松洋子

www.amazon.co.jp ひとりで食べ物屋さんに入るのが大の苦手な私。 一人飲みにはまっていた時期もありましたが、それは“独りで来店するお客さんが大半”なお店ばかりでした。 そういうお店は、一人でいることが不自然ではなく、一人で来た者同士仲良くなるケー…

私が、Twitterやブログであまり言葉を書かなくなった理由。

このところ、めっきりブログの更新も、Twitterへの投稿もしなくなったなと薄々気がついてはいました。 私は、その理由を“忙しさ”にあると決めつけていたのですが、もしかしたら、違うのかもしれません。 たしかに、このところ、とても忙しい日々を送っていま…

いつかのお買い上げ本。

本屋さんに足を運ぶ時間はなんとしても死守していましたが、買った本を記録する手間はかけられずにいた、この数ヶ月。 しっかり本を買いつづけています。 読書する女ではなく、本を買う女と名前を変えたほうがいいのではないかというくらい買っていました。 …

Word010 いつか、あなたと出会うまで。

人は簡単に間違い、簡単に雑踏の中で大切な相手を見失う。 『百万円と苦虫女』 タナダユキ より抜粋 Amazon CAPTCHA 悲しいけれど、たくさん間違えて、たくさん見失う、しかないのだと思います。 生きてると、そんなことの繰り返し。 でも、たくさんたくさん…

マイペースが、とりえなの。

気がつけば、1ヵ月以上もブログを放ったらかしにしていました。 本を読む時間はほぼないくせに相変わらず本を買いつづけ、積読本の山をますます高くしている日々を送っています。 本を読めないストレスを、本を買うことで晴らそうとするのは、昔からの性分…

いつかのお買い上げ本。

仕事を調整して、早めの年末年始休暇をとった昨年。 お休みの間にたくさん本を読むぞ! という固い決意のもと、本屋さんに行っては本をあれこれ買い込んだのでした。 「そのうち、どれだけの本を読んだの?」 とか 「積読の山は、少しでも低くなったの?」 …

BOOK014 『京都・東京 甘い架け橋』 甲斐みのり・奥野美穂子

Amazon CAPTCHA 文筆家でLouleの主宰者でもある甲斐みのりさんと、京都にある喫茶店・六曜社のウェイトレス、奥野美穂子さんの二人が季節ごとに贈りあったお菓子と手のをやりとりをまとめた1冊。 メールにブログにTwitterち次々に登場するコミュニケーション…

BOOK013 『 ちょっと具合のわるいときの食事』 日野原重明 東畑朝子

Amazon CAPTCHA つい数時間前に、いまはインプットの時期だからブログの更新はしませんと書いたばかりですが、舌の根も乾かぬうちに本を1冊ご紹介です。 あの、日野原重明先生監修の『 ちょっと具合のわるいときの食事』です。 世間のお休みと関係なく、今日…

いまはインプットの時期。

相変わらず本も買っているし、読んでもいます。 通年より早めに年末年始のお休みをいただいたので、時間もゆるりと流れています。 でも、ブログの更新はしていません。 なぜなら、いまはインプットの時期だと感じているからです。 どちらかというと私は、計…

WORDS009 最も効果的な復讐の方法とは。

君の幸せだけが、君に起きたいろんなことに対する復讐なんだ。 『彼女について』よしもとばなな より抜粋 Amazon CAPTCHA よしもとばななさんの小説のなかで、このフレーズが登場するのは重みのあるシーンなのだけれど、程度の差こそあれ、私のような人間に…

BOOK012 『布じまん』 大谷マキ

Amazon CAPTCHA 会社に置かれた「ご自由にお持ちください」箱に入れられていたのが目に入って、持って帰ってきた1冊です。 この「布じまん」はお裁縫の本でも、刺繍の本でもありません。 暮らしの中の1シーンで使われている布、布のある光景が切り取られた…

今日のお買い上げ本。

今年の仕事の山を越えたので、 「本を読むのだー!」 「本が読めるぞー!」 と、読書欲とお買い上げ熱でぐつぐつと煮立ったようになりながら本屋さんへ。 そして買ったのが、こちらです。 ⚫「つるとはな 4号」 「クウネル」リニューアル後、唯一、毎号購入…

いつかのお買い上げ本。

年末進行で忙殺されていて本を読む時間がないのに、買わずにいられなかった、ちょっと前のお買い上げ本。 ⚫『あひる』今村夏子 書肆侃侃房 書肆侃侃房さんが発行している文芸誌「食べるのが遅い」に掲載された、表題作とほか2篇が収録された短編集。 「あひ…

WORD008 自分らしさの正体。

「誰ぞを手本とし、その誰ぞのように生きようとすることはあっても、己のごとくに生きようとは、人は思うたりはせぬものだ」 『陰陽師 瀧夜叉姫 上』夢枕獏著より抜粋 Amazon CAPTCHA 私らしい生き方、私らしい仕事、自分探し、なんて言葉が氾濫していていま…

いつかのお買い上げ本。

年末進行の忙しさのなかで、時間を見つけては本屋さんにいって、積読の山の高度を上げつづけておりました。 ということで、いつかのお買い上げ本。 ●『ずっと独身でいるつもり?』KKベストセラーズ ●『東京を生きる』大和書房 ●『女の子よ銃を取れ』ポット出…

どうして年明け早々、本屋さんに最新号の雑誌が並んでいるのか。

出版業界には、“年末進行”というのがありまして、師走になりお経をあげるために、東西を馳せる師匠の僧と同じくらい、いいえ、もしかしたらそれ以上、関係者は忙しい日々を過ごすことになります。 「年末進行ってなに?」という方にご説明しましょう。 年末…

BOOK011 『お皿監視人』 ハンス・ツィッパート

Amazon CAPTCHA ミヒャエル・ゾーヴァの絵にひかれて手にしたのだけれど、思いのほかお話も楽しくて、何度も読み直している作品です。 お天気は人々が出された食事を残すか、きれいに食べ切るかで決まっているという設定の物語。 そんなお天気とご飯の因果関…

玄関に置かれた火鉢。

編集や執筆の仕事をしていると、パソコンの前でずっと調べ物をしたり、原稿を書いたり、資料を読んだりしている時間が多くなるので日々、運動不足を感じます。という訳で、今日は自宅から徒歩30分くらいのところにある亡き祖父母の家のあった街まで歩いて…

数日前のお買い上げ本。

木曜日の夜に勃発したトラブルが原因でバタバタしていたので、郵便物を開いたりする時間がなかったのですが、インターネットで注文していた本が届いていました。 なので、数日前のお買い上げ本ということになりますね。 ⚫「草獅子 vol1」双子のライオン堂 …

BOOK010 『雪だるまの雪子ちゃん』 江國香織

Amazon CAPTCHA 54年ぶりに11月の東京に雪が降る、というニュースを聞き、読み返しました。 人が積もった雪で作ったた“人工的”な雪だるまではなく、“野生”の雪だるまの女の子、雪子ちゃんを主人公にしたお話です。 冒頭に出てくるこの野生の雪だるまという言…

今日のいただき本。

お手伝いしている某女性誌の編集部には、書評ページに取り上げてもらおうといろいろな出版社から大量の本が送られてきます。 残念ながら書評で取り上げられなかった本は、 「ご自由にお持ちください」 というメモ紙の貼られた段ボール箱に入れられ、定期的に…

クラフト・エヴィング商會のこと②

私とクラフト・エヴィング商會さんとのちょっとしたご縁について書いた 「クラフト・エヴィング商會のこと」 woman-reading.hatenadiary.jp の続きを書こうと思います。 クラフト・エヴィング商會さんとお仕事をするために、文芸編集者になるぞ!と決意して…

WORDS007 愛するほどに、苦しくなる。

人ときちんと向き合いたいと思えば思うほど、執着ばかりが深まって、私はどこかおかしくなってしまう。 愛情ではなく、憎しみばかりを育ててしまう。 『長い予感』 小川内初枝著より Amazon CAPTCHA 愛情と憎しみは裏返し、なんてことよく言われる言葉だけれ…

今日のお買い上げ本。

ライターの雨宮まみさんが亡くなったのが、数日前。 Twitterのタイムラインが、彼女の死に絶望し、悲嘆にくれる様子を追いかけながら、いままで手にしたことのなかったその著作を買ってみようと思いました。 というわけで、本日のお買い上げ本です。 ●『女子…

今日のお買い上げ本。

お仕事資料のなかには、もうすでに絶版になっているものもよくあります。 そんなときは古書の検索サイト「日本の古本屋」やAmazonマーケットプレイスなどで大捜索。 今回の本はそんなに古い本ではないので、すぐに見つかりました。 仕事の資料だけではなく、…

WORD006 終わることでしか救われない恋がある。

終わることが最悪ではない恋もある。 『恋ばっかりもしてられない』佐藤真由美著より Amazon CAPTCHA 別れたくない恋人との恋を終えなければいけなくなったとき、「なんて悲しいんだろう」と人は思い、人生のどん底に突き落とされたような気分になるものです…

今日のお買い上げ本。

街の本屋さんが次々となくなる一方で、新たな雑誌も生まれています。 できるだけ、自分の足で本屋さんに行って買い求めるのが心情ですが、生まれたばかりの雑誌は大手書店さんにしか配本されないことも……。 そんなときは、Amazonも有効利用します。 というわ…

今日のお買い上げ本。

大手町界隈の本屋さんを2軒はしごして、買い求めたのはこの3冊。 ●『きみの言い訳は最高の芸術』最果タヒ 河出書房新社 詩人・最果タヒさんのはじめてのエッセイ集。 彼女が訳しているからという理由で本を買ってしまうことがあるくらい好きな翻訳家、岸本佐…

クラフト・エヴィング商會のこと。

とろりと濃密な恋愛小説が読みたい気分なのに、手元にあるなかにはしっくりとくる本が見つからず、積読の山をひっくり返していたところ、作家・吉田篤弘さんの著作がごそっと出てきました。 吉田篤弘さんは、個人名義で作家活動をなさる前、クラフト・エヴィ…

役に立たない。

私がこのブログを立ち上げたのは、9月23日のこと。 1ヵ月半くらい経ちました。 この間、1日のアクセス数は100を越え、読者という方も149人に。 これだけ急激にアクセス数や読者が増えるという経験はないことなので、戸惑っているというのが正直なところです…

BOOK009 『エプロンで過ごす毎日。』 高尾汀

Amazon CAPTCHA ずっと自宅暮らしでお料理は母に任せきりだった私が、エプロンに目覚めたのは『暮しの手帖』で編集をすることになった頃です。 なぜなら『暮しの手帖』では、お料理ページの取材のときに編集さんもエプロンをつけて現場に臨むからです。 そし…

今日のお買い上げ本。

今日は、東中野にあります「プリシラブックス」 洋書絵本や古本をお探しなら東京のプリシラブックスへ に行ってきました。 住宅街を歩いていると突如あらわれるこのお店は、雑誌や絵本、洋書から単行本、岡崎京子さんのコミックまで、女性のための古本を専門…

WORDS005 驕りゆく女と落ちていく男。

「かわいそうだたあ、惚れたってことよ」って映画の台詞にあったと思う。 『今日もやっぱり処女でした』 夏石鈴子著より抜粋 www.amazon.co.jp 私もかつて、「この人、かわいそうだなあ」と思いながら、ある男性とお付き合いをしていたことがありました。 「…

WORDS004 キャリアウーマンになんて、なりたくなかった。

結婚せずにずーっと働いてると、仕事に生きる女だと思われる。 そんなことないです。食っていくために、働いているだけですよ。 みんな、そうでしょう。 「恋愛嫌い」平安寿子著より抜粋 Amazon CAPTCHA 食べるには、お金が必要。 たまには、おしゃれがした…

今日のお買い上げ本。

お仕事終わりに、東京駅近くOAZOのなかにある丸善でお買い物です。 今日のお買い上げ本は2冊。 ⚫『 世界のへんな肉』白石あづさ 新潮社刊 某編集部に書評用に送られて来ていたものを、パラパラ読んだらおもしろそうだったので、買うことにしました。 アルマ…

あなたのカケラ。

かつて、のめり込むように読んでいた作家さん。 今でも新刊が出ればすぐに飛びつくように読んでいる作家さんもいれば、いつのまには読まなくなっていった作家さんもいます。 そして、「最近、新刊出ないな」と思っているうちに、数年が経ち、もう書くのを辞…

WORDS003 男を選ぶ基準。

自分のことしか愛せない人とつきあうなんて、そこまで頭悪くない。 『千年の祈り』イーユン・リーより抜粋 Amazon CAPTCHA 付き合う男、結婚する男、をめぐって女たちはそれぞれ、理想や譲れないポイントを決めているものです。 なかでも、この「自分のこと…

BOOK008 『十階 短歌日記2007』 東直子

Amazon CAPTCHA この本を手にしたのは、東日本大震災の直後のことでした。 地震の後、日常を取り戻せず、本を読むことに意識的になることができずにいた数日の間の私を救った本が、2冊ありました。 その2冊のうちの1冊が、この『十階 短歌日記2007』です。…

今日のお買い上げ本。

買う本のほとんどは自分が読みたくて買う本ですが、読む本のほとんどは仕事の資料でてす。 時間は限られています。 読まなくてはならないお仕事本を優先せざるを得なくて、読みたくて買った本はなかなか手を付けられません。 とはいっても、仕事のために読ん…

BOOK007  『聞き出す力』 吉田豪

www.amazon.co.jp 著者の吉田豪さんと言えば、アイドルやタレント、格闘家などにインタビューをしている「プロインタビュアー」。その取材相手の数は1000人以上と言われています。本書は、時に「本人よりも本人に詳しい」といわれる綿密な下調べをもとに構成…

今日のお買い上げ本。

読書する女である以上、本を買う女でもあるわけなのです。 毎日のようにとまでは言いませんが、とにかく足繫く本屋さんに通い、新刊、古書問わず本を買い求めています。 仕事の資料も含めれば、どの数はかなりの量になるはずです。 というわけで、今日のお買…

地道に、地道に。

日本人が受賞したり、例年のとおり村上春樹が逃した文学賞とボブ・ディランがどうするのか注目を集めたり、ノーベル賞にまつわる話題がマスコミをにぎわしている今日このごろ。 受賞した方々は、決して派手な研究をなさっていたわけではなくどちらかというと…

WORD002 男という生物は、生涯で幾度……。

「君以外の女は僕の興味をひかない」と彼は言った。 『恋しくて』村上春樹編・訳より www.amazon.co.jp 男という生き物が、この手の嘘を人生で何度くらいつくものなのか、ぜひ誰か調査していただき、平均値を出してもらいたいものです。 ただ、本当に自分以…

WORDS001 捨てられない理由。

古い本には確かに何かがこもっている気がする。 読んだ人の思いだろうか。 そこに記された言葉にやどる力だろうか。 あるいは年月を経たものは、ただそれだけで魂のようなものを宿すのだろうか。 『九つの物語』橋本紡著より抜粋 Amazon CAPTCHA 私は、本を…

LITTLE PRESS002 『モジ便り vol1 特集・モジと仕事』

私にとって文字は、自分のみならず取材でお会いした誰かの思いや考えを伝えるための大事な大事なツールです。 文字を「書く」よりも「打つ」ことの方が圧倒的に増えてきた昨今。 それでも、手紙を書いたり、お仕事でゲラに校正の赤字を書き込むときは手書き…

BOOK006 『かけら』 青山七恵

www.amazon.co.jp 川端康成賞を受賞した、表題作を含む3編の短編集が収められた1冊。 どの作品を読んでも心がざわりとさせられ、秀逸です。 父親と娘の感情のやりとりを描いた表題作は、同じ年頃の娘だった時代を思い出しながら、自分自身と父との関係に複雑…

ふわふわ日和。

お洗濯日和な今日。 いつも使っている羽毛布団を干そうとしたら、なにをどうしてしまったのか、どこかに穴をあけてしまったようで、中から羽毛がふわふわ出てきます。お休みのはずだった昨日も取材になって、ハードワークの疲れがたまって少しばかり熱がある…