地道に、地道に。
日本人が受賞したり、例年のとおり村上春樹が逃した文学賞とボブ・ディランがどうするのか注目を集めたり、ノーベル賞にまつわる話題がマスコミをにぎわしている今日このごろ。
受賞した方々は、決して派手な研究をなさっていたわけではなくどちらかというと地味で、コツコツを積み上げていくような研究を長年続けてきたことを評価されての受賞です。
そして、ボブ・ディランも受賞が決まっても、いつもの通りにライブ活動に精を出しているご様子です。
人は往々にして、パッと見で目立つとか華やかな雰囲気がするとか、そういったものにひかれがち。
でも本当は、地道にコツコツが大事で、火事場の底力じゃないけれど、いざって時にいきるのは普段の努力だったりするんですよね。
だから、目先のことにとらわれないで、ちゃんと先を見据えて一歩一歩。
そう思っているのですが、ついつい……という人も多いことでしょう。
実際、私もその一人です。
「ついつい」っぷりには、自信があります。
今回のノーベル賞受賞のみなさんのお姿とか、オリンピックイヤーだったということもあって、一生懸命な選手のご様子とか、地道な努力が花開く瞬間を目にする機会が多い今年。
やっぱり地道に、地道にいかなくちゃ、と気付かせてくれる絶好の機会です。
大事なことなのに、いいえ、大事なことほどついつい忘れてしまうから、こういうきっかけで気持のネジをしっかり巻きなおしたいものです。
今年も残り、わずかだけれど、地道に、地道に。