読書する女

本を読むこと以外、すべてのことを放棄してしまいたいエディター&ライター、Aliceによる本の話、日々のこと。

2017年6月8日のお買い上げ本。

ずっと書いていなかった、お買い上げ本。

再開することにしました。

記録のために。

そして、ブログを更新する習慣を、取り戻すために。

ただ、冊数が多いとうまく写真が撮れなかったり、その時間がなくて後回しにしているうちにタイミングを逃したりすることが多いので、写真はなしで。

 

2017年6月8日のお買い上げ本たち。

●『星の子』. 今村 夏子 (朝日新聞出版)

2010年に書籍化された『こちらあみ子』を読んで以来、追いかけつづけている今村夏子さん。

文芸ムック「たべるのがおそい」に発表した『あひる』は芥川賞候補にもなりました。

多作な作家さんではないので、新たな作品が発表されると気持ちがざらざわするのです。

 

●『カストロの尻』 金井美惠子 (新潮社)

金井美惠子さんの作家50周年記念作品。

50年間第一線で物書きを続けてこられたという偉業にまず、感服します。

金井さんの作品はもともと大好きで、これまでも読んできたのですが、本作はあの岡上淑子さんのコラージュが効果的に使われているとか。

そう聞けば、買わずにはいられません。

 

●『美少女美術史』池上英洋・荒井咲紀 (ちくま学芸文庫

ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』を愛して止まない(このブログはもちろん、TwitterInstagramなどあらゆるSNSのIDに Alice を使っている)私にとって、少女は大きなテーマです。

少女関連書籍はマストバイ。

 

●『猫の文学館I』『猫の文学館II』 和田博文 (ちくま文庫

どちらかというと犬派です。

でも『魔女の宅急便』に出てくる黒猫のジジも、赤川次郎さんの書く『三毛猫ホームズ』も幼い私にとって、アイドルでした。

最近はミーアキャットにくびったけです。

要は、動物が大好きということ。

そのせいもあって、動物が出てくる小説やエッセイをまとめたアンソロジーにはついつい手が伸びてしまいます。

 

●『高校図書館デイズ』 成田康子 (ちくまフリマー新書)

学生時代の私にとって、図書館は特別な場所でした。

そのまんまの自分でいていい、唯一の世界。

現実から逃げて、興味と好奇心のままに本を選び、ページを繰る楽しみを感じることで、なんとか自分を保っていたあの頃。

立ち読みのつもりでパラパラと中を見ていると、あの頃の自分をふと思い出して、息苦しくなり、そして目が離せなくなりました。

 

●『花の命はノー・フューチャー』 ブレイディみかこ (ちくま文庫

最近、私のまわりで人気急上昇のブレイディみかこさん。

「絶対に読んでみるべきです」

と熱く薦める知人の言葉が頭をよぎり、文庫新刊棚から最後に選びました。