今日のお買い上げ本。
今年の仕事の山を越えたので、
「本を読むのだー!」
「本が読めるぞー!」
と、読書欲とお買い上げ熱でぐつぐつと煮立ったようになりながら本屋さんへ。
そして買ったのが、こちらです。
⚫「つるとはな 4号」
「クウネル」リニューアル後、唯一、毎号購入している雑誌です。
編集長の岡戸絹枝さんと、いつかお仕事をご一緒するのが私の目標。
岡戸さんが編集長をしている雑誌で、ライターとして原稿を書くんだ、いつか、絶対。
いろいろな形があって、たとえそれがどんな形でも、暮らしとは、人生とは愛おしいものである。
今号も、きっとそう思わせてくれるに違いありません。
あの森茉莉さんが綴ったお洒落のエッセイを、フリー編集者の早川茉莉さんが集めて編んだ1冊。
あとがきは黒柳徹子さんだというのですから、なんとも贅沢です。
早川茉莉さんが編集したアンソロジーはこれまで何冊か読んでいますが、そのセンスのよさにいつもうっとりさせられます。
この本もきっと、期待を裏切らないでしょう。
⚫『鳥の巣』 シャーリィ・ジャクソン 国書刊行会
先日は文庫の新刊を買ったシャーリィ・ジャクソン。
こちらは多重人格小説だとか。
一気に読み終えたいから、年末年始休暇中の本に決定です。
⚫『本の時間を届けます』
昔、『女子の古本屋』という本がありました。
岡崎武さんが、古本屋稼業に足を踏み入れた女性をルポするといった内容で、当時の古本屋業界において女性が珍しいという背景もあって出版されたものでした。
いまや古本屋業界、書店業界ともに、女性の存在は決して珍しくはありません。
だからこそ、個性というか、覚悟や想い、こだわりがないと生き残っていけなくなってきているようです。
本が好きだから、本で暮らすことを選んだ、今の女性たちを取り上げた本。
同じように、編集、執筆という立場から、本で暮らすことを選んだ私は避けて通るわけにいかないのです。
⚫『ふたりから ひとり』
つばた英子 つばたしゅういち 自然食通信社
『ときをためる暮らし』で、時の流れや自然の変化を受け止めながら、自給自足で、手間ひまを楽しむ暮らしを綴ったつばたさん夫婦。
夫であるしゅういちさんが亡くなっても、暮らしは続いていく、いいえ、続いていってしまう。
生きることと真剣に向き合う人だけが、語ることを許される言葉がギュッと詰まっているはず。
「暮しの手帖」の編集長だった花森さんは戦時中に国策広告を作っていたことを後悔していたそうです。
「戦争中の暮しの記録」という本も出しています。
二度の従軍と大政翼賛会宣伝部時代に書き残した手帳などから集めた言葉と図版集。
花森さんのルーツが知りたくて、手に取りました。
以上、6冊をお買い上げ、です。