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読書する女

本を読むこと以外、すべてのことを放棄してしまいたいエディター&ライター、Aliceによる本の話、日々のこと。

今日のお買い上げ本。

今日は、東中野にあります「プリシラブックス」

洋書絵本や古本をお探しなら東京のプリシラブックスへ

に行ってきました。

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住宅街を歩いていると突如あらわれるこのお店は、雑誌や絵本、洋書から単行本、岡崎京子さんのコミックまで、女性のための古本を専門に扱っています。

残念なことに11月いっぱいで閉店することが決まっているとのこと。

こういう特徴のある、いい古書店が消えてしまうのは淋しい限りです。

 

というわけで、本日のお買い上げ本8冊はプリシラブックスさんで買い求めました。

 

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●「クウネル」

29号…どんな住まい? 特集

35号…しまつのよい人。特集

36号…お初のこと。特集

クウネルがリニューアルして、まったく別の雑誌になってしまって久しいですが、バックナンバーを見かけるとちょこちょこ、買い集めています。

生きること、暮らすこと、上質なものを見極めること、上質というのはお金をかけることではないということ、作る人に対する敬意……。

多くのものを教えてくれた、大切な大切な雑誌のひとつがこのクウネルでした。

 

●『眠り人形』向田邦子

●『きんぎょの夢』向田邦子

ある雑誌で、向田邦子さんのファッションを取材したことがあります。

鹿児島文学館が所蔵している向田さんが実際に着ていらっしゃったお洋服や帽子などを見せていただいたあの日のことを、私は一生忘れないと思います。

私の書く文章は「ふわふわ」していると言われることが多いです。

でも私の理想は向田さんが書くような、キリリとした、それでいて艶っぽい、力強いのに繊細な文章です。

向田さんの言葉にたくさん触れて、私の文体をもっと洗練させていきたいと常日頃から思っています。

 

●『ゆめはるか 吉屋信子』上・下 田辺聖子

竹久夢二さんや中原淳一さん、「それいゆ」あたりがお好きな方なら絶対知っている、そしてその作品を読んだことがあるであろう作家、吉屋信子さん。

花物語』などは特に有名で、ここ数年、彼女の作品が復刻されているので、名前だけは知っているという方もいるかもしれません。

そんな吉屋信子さんの評伝を、あの田辺聖子さんが書いた本ということで、長らく気にはなっていたものの、手にする機会を逃していたのが本書。

「あ、この本、読もうと思っていたんだった!」

そんな出会いがあるからこそ、ネットではなく自らの足で本屋さんや古書店に出かけるのをやめられないのです。

 

●『愛人百科』 ドーン・B・ソーヴァ

124人の愛人という立場で歴史に影響を与えた女性たちが、アルファベット順に解説されています。

愛人願望があるわけではないのですが、❝恋とか愛とかなもの蒐集家❞と名乗っている私には見逃せない一冊です。

愛人として生きると決めた女性たちの人生に少しでも触れられたらと期待しています。

 

閉店までにもう一度、と言わず、二度、三度、お邪魔したいです、プリシラブックス。